2020年3月28日土曜日

令和元年東日本台風被災地支援にかかる活動報告書が完成しました

新型コロナウイルスで大変な日々ですが、昨年日本全国で大きな被害を出した「令和元年東日本台風」の被災地に対してNPO・ボランティア、社協、行政らで協働して開設したみえ災害ボランティア支援センターの活動報告書ができました。
ボラパックにご参加頂いたみなさま、活動にご支援頂いたみなさま、また、ご関係のみなさまには追って冊子を送付させて頂きたいと考えております。届きましたらぜひご一読ください。

その他ご興味ある方も、pdf版を以下のリンク先からダウンロード可能ですのでぜひ手に取って頂ければと思います。


今、世界も私たちも新興感染症という新たな災厄に見舞わされています
 ・クラスター発生3条件を避けつつ、石けんによる手洗い、咳エチケットの徹底すること
 ・万が一感染が疑われる場合は他者に拡大しないようにマスクを着用すること
これらにぜひ気をつけましょう
また、感染症そのものへの注意と共に、
 ・デマや、ウソの効果を謳った商品、過剰な値付けの商売の拡大を防ぐため、正しい情報を入手して、「知識のワクチン」を身につけましょう
 ・人種や国籍、感染者や医療者への差別や偏見に加担せず、支え合う社会を作るボランティアとして日々活動しましょう

2020年2月27日木曜日

現地協働プラットフォーム研修【第3回】は新型コロナウイルス対策を実施した上で開催します

新型コロナウイルスが感染拡大初期の状況の中で大規模で不特定多数の方が参加する事業を中心に中止や延期するイベントや研修会があります。

2/28(金)の「現地協働プラットフォーム研修【第3回】」についても開催の是非について慎重に検討をしてきましたが、感染拡大の予防対策を取った上で開催します

開催するに当たっては、三重県が策定した「新型コロナウイルス感染症に係る県主催のイベントの開催基準」を参考に検討を致しました。

1.開催基準の検討

事業の重要度について
 頻発する風水害やいつ起こるか判らない南海トラフ地震に備えて県民の防災力向上(災害ボランティア/NPOの受援体制整備)の取り組みは先送りできないと判断しました。
参加者の特定について
 参加募集定員50名と小規模の事前申込制で参加者の特定が可能であること、事前の注意喚起が可能であることから、開催することができると判断しました。
三重県内の感染者の発覚状況について
 2/27時点で人口約178万人の三重県内において、三重県保健環境研究所で38件の検査を実施して陽性だった方は1件(0.00006%)であること、その方もすでに回復して退院されていること、濃厚接触者3名についても14日間の健康観察が終了しており感染が確認されていないこと、37件の疑い例の中からも陽性の方が見つかっていないことから、開催できると判断しました。

2.感染防止対策

・以下の項目について、参加者にメールにて事前注意喚起を行いました。
・発熱や咳等の風邪症状がみられる場合、または、高齢の方や基礎疾患をお持ちの方で、感染リスクを心配される方は参加を見合わせてください。
・症状がない場合でも不安があったり、感染に心当たりがあれば参加を見合わせてください。
・参加される場合は、手洗いによる予防に努めていただきますようお願いします。
・会場ではアルコール消毒液の設置、希望される方へのマスクの配布を行いますので、ご活用ください。
・開会前に次亜塩素酸ナトリウム系消毒剤でドアノブやマイク、テーブル天板など会場内を殺菌清掃します。
・会場内にて手洗いと咳エチケットのチラシを掲示して手洗い/マスク着用を呼びかけます。
アルコール消毒液を用意して受付時に手指消毒を呼びかけると共に、希望者へのマスク配布を行います。
・開会前、途中休憩中などに会場の換気を実施します。

2020年2月10日月曜日

災害時用の電話番号を解約します

台風19号災害支援のために立ち上げたみえ災害ボランティア支援センターですが、2019年中に実動を終了し現在報告書の作成中です。

それらに伴い、災害時用に設置した電話番号を2/10をもって解約しますのでお知らせします。

(解約する電話番号)070-4088-0099 みえ災害ボランティア支援センター事務局
  ↓
(今後の電話番号)059-222-5981 三重県環境生活部ダイバーシティ社会推進課NPO班

2019年11月22日金曜日

【講座】現地協働プラットフォーム研修を開催します

【福祉】【地図情報(GIS)活用】【子ども】……etc…
災害時の多様なニーズを支えるNPO・ボランティアが繋がるために

 申込webフォーム→https://ws.formzu.net/dist/S75167344/

1目的

甚大な被害をもたらす風水害や南海トラフ地震等の大規模災害発生時において、災害ボランティアの果たす役割は大きなものとなっています。
 その中で、これまでの個人ボランティアによる支援活動だけではなく、専門性を持つ団体等による支援活動の必要性の認識も高まってきています。
 さらに、大規模災害発生時には、多様なニーズに対する抜け・漏れ・落ちのない支援となるよう、ニーズを支援側からくみ取る「攻め」の姿勢で取り組むことも必要です。
 このため、実際に被災地において支援に携わった方のお話を聞き、三重県で災害が発生した場合の支援について考えるため、行政・社協・NPOの連携や福祉、子ども、地図情報(GIS)活用をテーマに、現地協働プラットフォーム研修を開催します。

2日時

【第1回】2019/12/16(月)10:00〜16:00
【第2回】2020/01/16(木)10:00〜16:00
【第3回】2020/02/28(金)10:00〜16:00

3場所

【第1回】尾鷲会場 県尾鷲庁舎大会議室(八鬼山ルーム)(尾鷲市坂場西町1-1)
【第2回】伊勢会場 県伊勢庁舎401会議室(伊勢市勢田町628番地2)
【第3回】伊賀会場 県伊賀庁舎中会議室(伊賀市四十九町2802)

4対象

行政職員、社協職員、災害時支援に関心のあるNPO・ボランティア・団体・自治会・企業等

5プログラム

(1)開会・挨拶 10: 00〜10:10
(2)≪包括研修≫ 10:10〜12:00(第1回~第3回共通講座) 
  講座「行政・社協・NPO 三者連携が被災者の困りごとを改善する」
  ワークショップ「三者連携を疑似体験する」
   講師 NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
     事務局長 明城 徹也 氏
(3)≪個別研修≫ 13:00〜15:50          
 【第1回テーマ:ケアプランを必要とする人への支援】
  講座「別府市のインクルーシブ防災から学ぶ 〜誰一人取り残さない防災~」
  講師 別府市共創戦略室 防災危機管理課
     防災推進専門員 村野 淳子 氏
 【第2回テーマ:災害時支援におけるGISの有効活用】
  講座「災害時支援におけるGISの有効活用(仮)」
  講師 (株)ゼンリン 事業統括本部総合販売本部公共営業推進部 様
 【第3回テーマ:子どもにやさしい居場所づくり】
  講座「子どもにやさしい居場所づくり(仮)」
  講師 減災と男女共同参画 研修推進センター
     共同代表 浅野 幸子 氏 他

(4)まとめ  15時50分から16時00分

6参加費

無料

7申込方法

WEBフォーム(https://ws.formzu.net/dist/S75167344/
 又はチラシ裏面の申込書をFAX(059-993-0831)(申込専用)

8申込期日

各回開催日の1週間前まで      
(第1回:2019/12/9(月)/第2回:2020/1/9(木)/第3回:2020/2/21(金))

9問合せ

三重県 環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 NPO班
 〒514-0009 津市羽所町700番地(アスト津3階 みえ県民交流センター内)
 TEL:059-222-5981  FAX:059-222-5984  E-mail:seiknpo@pref.mie.lg.jp 

2019年11月8日金曜日

《みえ発!ボラパック》長野行き 第3〜6便の募集を開始します!

《みえ発!ボラパック》長野行き 『第2弾』

ボランティア募集要項


第1弾に引き続き、《みえ発!ボラパック》長野行き『第2弾』の募集を開始します!!

申込みWebフォーム→https://ws.formzu.net/fgen/S33551699/



 

 

【日程】

 第3便(週末便)令和元年11月15日(金)~ 11月17日(日)3日間(活動2日)※活動を終了しました
 第4便(平日便)令和元年11月20日(水)~ 11月21日(木)2日間(活動1日)活動を終了しました
 第5便(週末便)令和元年11月22日(金)~ 11月24日(日)3日間(活動2日)活動を終了しました
 第6便(週末便)令和元年11月29日(金)~ 12月01日(日)3日間(活動2日)※募集を締め切りました
※第6便は、現地の状況により短縮・変更の可能性があります

【活動場所】

長野県長野市 長野市北部災害ボランティアセンター


【第3・5・6便の行程・参加費】(11月15日、22日、29日出発)

 ○行程
 (1日目)
  津出発   20:30集合=オリエンテーション=22:00津出発
  四日市出発 22:00集合=オリエンテーション=23:30四日市出発=車中泊
 (2日目)
  =仮眠=朝食・入浴
  =9:00 長野市北部災害ボランティアセンター着
  =9:30~15:00 ボランティア活動
  =16:00 長野市北部災害ボランティアセンター発
  =夕方 入浴・夕食=ミーティング・宿泊
 (3日目)
  =朝食
  =9:00 長野市北部災害ボランティアセンター着  
  =9:30~15:00 ボランティア活動
  =16:00 長野市北部災害ボランティアセンター発
  =夕方  入浴・夕食=22:30四日市着23:30津着
※現地の復旧状況によっては、第6便は活動内容の変更、活動日の短縮や変更の可能性があります。この点ご理解の上、お申込みをお願いします。
 ○参加費
  30歳以上:10,000円 29歳以下:8,000円
  ※バス、宿、入浴含む(食事を除く)
  ※参加費は当日受付時に集金します(お釣りのいらないようご準備ください)

【第4便行程・参加費】(11月20日出発)

 ○行程
 (1日目)
  津出発   20:30集合=オリエンテーション=22:00津出発
  四日市出発 22:00集合=オリエンテーション=23:30四日市出発=車中泊
 (2日目)
  =仮眠=朝食・入浴
  =9:00長野市北部災害ボランティアセンター着  
  =9:30~15:00ボランティア活動
  =16:00長野市北部災害ボランティアセンター発
  =入浴・夕食=22:30四日市着23:30津着
 ○参加費
  30歳以上:7,000円 29歳以下:5,000円
  ※バス、入浴含む(食事を除く)
  ※参加費は当日受付時に集金します(お釣りのいらないようご準備ください)

【集合場所】

津出発   みえ県民交流センター(津市羽所町700 アスト津3階)(Googleマップ)
 四日市出発 三重県庁舎1階ロビー(四日市市新正4-21-5)(Googleマップ)
      (※四日市市役所ではありませんので注意してください)

【活動内容】

  • 流入した土砂の除去、被災家財の分別搬出、家屋や庭の掃除 など
※現地災害ボランティアセンターのニーズにより、活動は日々変わるため、現地のニーズに応じた活動に参加します

◎ 注意事項

  • 荒天の場合は、安全上の理由から現地でボランティアの受け入れが中止されること、主催者として活動の休止判断等をすること、あるいは現地のニーズの変化等があることから、日程等が変更される場合があります(運行自体の中止、日程の短縮、活動時間や内容の変更等)
  • バスの都合、天候、道路状況等により行程の一部が変更になる場合があります。特に四日市、津への帰着時間もやむを得ず遅くなる可能性もございますので、予めご留意いただき、万が一の場合の想定もお願いします
  • 今回の活動では、被災された方と直接顔をあわせない場合もあります

【募集対象】

 10歳以上の健康な方ただし、18歳以下の方は保護者の同意書が必要です
 中学生以下の方は保護者または保護者の同意を得た成人が同行してください
※今回の活動内容は、小学生には厳しい活動となることが想定されますので、参加に当たってはご自身やご家族等と体力や体調面など十分検討してください

【募集人数】

 先着 各便40名(定員になり次第、募集を締切らせていただきます)

【受付期間】

 受付開始
  第3便~第6便 令和元年11月8日(金)9:00から
 受付締切
  第3便(11月15日(金)発) 令和元年11月12日(火)17:00まで※募集を締め切りました
  第4便(11月20日(水)発) 令和元年11月17日(日)17:00まで※募集を締め切りました
  第5便(11月22日(金)発) 令和元年11月19日(火)17:00まで※募集を締め切りました
  第6便(11月29日(金)発) 令和元年11月26日(火)17:00まで※募集を締め切りました
(※受付時間:毎日 9:00 ~ 17:00)

【保険】

出発前にボランティア活動保険に各自必ずご加入ください。保険の種類は次の4種類ありますが、今回のボランティアでは基本タイプで十分です
  ①基本タイプAプラン(350円)または②Bプラン(510円)
  ③天災タイプAプラン(500円)または④Bプラン(710円)
※金額の違いは補償額の違いです。③と④は地震・津波被災地支援ボランティア活動にも補償される保険です(保険の補償期限は令和2年3月31日です)
※地元の社会福祉協議会または三重県ボランティアセンターにてご加入ください(平日9時~17時、土・日・祝日は休み)
インターネットでの加入(外部リンク)も可能です

【宿泊場所】

小布施健康福祉センター(長野県小布施町)
 永代宿坊・常智院(長野県長野市元善町478)(外部リンク)
※第5,6便の宿泊場所が変更になりました
※宿泊場所は変更になる場合があります
※男女別の大部屋での宿泊になります
※親子で性別が異なる場合、部屋を別れて宿泊して頂きます

【求められるボランティア】

  • 心身ともに健康な方
重度の高血圧や糖尿病、ぜん息などの持病がある方はご遠慮ください
被災地では誰もがストレスを抱えるため、思いがけない言葉をかけられることもあります
精神面や健康面に不安がある方は事前にご相談ください
  • 携行品(後述)をご自身でそろえられる方
  • たくさんの方の意見を聞きながら組織(チーム)を作ることができる方
  • 誰とでもコミュニケーション(特に傾聴能力)がとれる方

【携行品】(安全上必ず必要なもの)

  • 衣類着(バス移動中 および 現地作業着日数分(長袖、長ズボン) 防寒着)
  • 合羽(上下長袖)※使い捨てできるような物でよい(泥で汚れたり破れたりします)
  • 靴(長靴+安全中敷き(釘踏み抜き防止インソール) または 安全靴等)
  • 帽子 または ヘルメット
  • ウェストポーチなど活動中に貴重品を身につけられるもの
  • 皮手袋、ゴム張り手袋(普通の軍手は滑りやすいため危険)
  • ゴーグルまたは防塵用めがね(くもり止めもあると便利です)
  • (マスクは当センターでご用意します。愛用のものがあればご持参ください)
  • 携帯電話・モバイルバッテリー
  • 筆記用具
  • 飲み物(スポーツ飲料や麦茶などカフェインレスのものが望ましい)
  • 食べ物(活動初日の朝食、昼食、活動中の間食等)
  • 常備薬(定期的に飲んでいる薬があるなら必ずご持参ください)
  • 洗面用具 および タオル(作業中の汗拭き用と洗面・入浴時用)
  • 身分証明書(運転免許証など)
  • 健康保険証
  • 現金
  • 汚れた靴や合羽を入れるビニール袋
  • その他必要と考えられるもの(できるだけかさばらないように工夫をお願いします)

【申込み方法】

webフォーム、FAX、またはみえ災害ボランティア支援センターにご持参ください
 ※申込書はみえ災害ボランティア支援センターまたは市町の社会福祉協議会でも配布しています

申込みWebフォーム→https://ws.formzu.net/fgen/S33551699/




(18歳以下の方は保護者同意書も別途提出してください)

健康面、その他参加にあたりご心配なことがある方は、お申込前に電話またはメール、来所の上ご相談ください

◎できるだけ公共交通機関、ご家族等の送迎や乗り合わせでお越しください。また、お帰りは、四日市庁舎が22:30、アスト津が23:30に帰着できるよう活動時間や夕食時間等を調整しますが、道路状況によっては遅れる可能性もありますので、あらかじめご留意いただき、万が一の場合も想定してお越しください

※津出発の場合は、アスト津近辺の有料駐車場または三重県津庁舎駐車場(津市桜橋3-446-34、台数に制限があります)をご利用ください
※四日市出発の場合は、三重県四日市庁舎駐車場をご利用ください

【お問い合わせ・申し込み先】

みえ災害ボランティア支援センター
 住所 津市羽所町700 アスト津3階 みえ県民交流センター内
 電話 070-4088-0099(9:00~17:00)
  ※つながらない場合は時間を置いてからおかけ直しください
 メール mvsc.jimukyoku@gmail.com 
 FAX(申込専用) 059-993-7199 ※申込専用FAX番号を開設しました(廃止しました)
 HP https://mvsc.jp/ Facebook  https://www.facebook.com/mvsc0311/ 

2019年11月2日土曜日

【みえ発!ボラパックの安全・衛生対策やボランティアの考え方について】

 今回募集しているボランティアの対象についてご意見やお問合せがあったので、みえ災害ボランティア支援センターがどのような考えでボランティアを募集しているかご紹介します。
(長文になりますがとても大切なことなのでご興味を持って頂けた方はぜひご一読ください)


○当センターが考え実践している安全対策について

被災地でのボランティア活動は、日常生活に比べてリスクの高い状況での活動になります。よって安全に対する配慮が大変重要です。
 災害現場のボランティア作業において特に注意が必要なのは
  • 安全配慮がされていない環境(側溝の蓋が外れていたり土砂の中に鋭利なものが混じっていたりすること)による事故やけが
  • 粉塵による肺や喉、目や粘膜系への影響
  • 土砂に含まれる菌などによる感染症
  • 慣れない作業による過労
などがあります。
 災害ボランティア活動では、それらのリスクを正しく理解して備えることができるようにすることが大切だと思っています。

 当センターではまず、現地災害ボランティアセンターと連絡をとり合い、どのような活動になりそうか事前に情報を得てから現地に向かってもらいます。可能性がある危険についてできるだけ事前に想定して持ちものに追加のお願いを行ったり、オリエンテーションの内容に反映します。

 添付画像は当センターが工場で安全担当をされている方や看護師の方などに協力してもらって作成した、オリエンテーションでボランティアの方々に配付する資料です(現在も鋭意バージョンアップ中)
参加のしおり内の安全や心構えについての部分(抜粋)

現場注意事項

現場での安全喚起イラスト
ヒヤリ・ハット集

破傷風について

 これらの資料を基に出発前のオリエンテーション(約1時間)で安全第一の心構えについて、具体的なリスクとその予防策についてしっかり注意喚起を行います。
(ヒヤリハット集は毎回、参加者アンケートやリーダーからの聞き取りを元にバージョンアップしています)

 続いて、現場に着く前に参加メンバーでチームをつくります。
 過酷な任務をこなしているプロの方々の方法を参考に、2名(又は3名)を【バディ】として現場行動の最小単位になってもらうよう呼びかけています。
 作業中はもとより、被災地内でトイレに行く際や休憩などでもバディ単位で行動してもらえるようお願いし、安全や健康についてのセルフチェックと共に相互チェック(お互いの顔色を確認したり声かけをしたり装備を確認する)をお願いしています。

 加えて、今回の支援先(長野市災害ボランティアセンター)では5,6名程度を1班としてマッチングを行っていますのでそのやり方に合わせ、班員の中で最も体力が少ないと思われる方に休憩などのタイムキーパー役をお願いする予定です。

 また、1日の活動が終わった後は振り返りのミーティングを行い、自分たちの活動について、そこで感じたことなどを交流し合います。

 さらに、帰路早い段階に必ずお風呂タイムを入れて心身のリフレッシュを図った上で帰路につくように行程を組んでいます。

 被災地からの帰路では改めて「惨事ストレス」についての資料に目を通してもらい、自分の心に起こりえる変化について事前知識を持ってもらいます。

惨事ストレスに関する資料

 しかし、これだけの配慮をしても万が一の事故は起こるものです。起こった場合に備え、参加するボランティアの中から選んだコーディネーター役の方には全員配付する資料とは別に安全衛生マニュアルや応急対応マニュアル、緊急連絡先リストを渡し、三重の事務局側ではボラパック活動中24時間対応する担当者を決めて定時報告を受けつけ、万が一の時に備えます。
 また、ボランティア保険の加入を参加条件にして、万が一のケガや病気、そして【賠償責任:活動先で他者をケガさせてしまったり、ものを壊してしまうリスク】に備えてもらいます。
 バスや宿泊の手配は旅行会社(又はバス会社)を通じて行うことで、移動中や宿泊中の安全性を高めると共に万が一の際には特別補償規程による補償金で医療費を賄えるようにしています。


○参加要件の「10歳以上」について


 参加要件については現地の災害ボランティアセンターとも相談した上で、現地センターでの注意喚起とは別に、独自で上記のような安全対策を講じています。
 10歳くらいの分別があれば、これらの話をしっかり聞き、必ず大人と一緒に行動してくれるなど、自分自身の安全に充分配慮して活動できるかどうか自己判断できる仲間であると考え、一つの目安として「10歳以上」としました。


○「心身共に健康な方」について


 災害現場は日常生活の空間に比べて間違いなくリスクが高い場所です。そして、体力的にも精神的にもストレスがかかります。だれでもが準備も何もせずに行って良い場所ではないと考えています。
 適切な装備や心構えが必要です。

 しかし、難しく考えて頂く必要は無いとも思っています。
 添付させて頂いた安全や衛生についての資料をしっかり読んで理解し、装備や心構えをしていただければ、多くの方が参加できる活動だと考えていますし、そのためのお手伝いこそが当センターの役割だと考えています。

 ただ、自分の安全や体調について他人任せだったり、自分で責任を取れない方は「健康」な方とは言えないと思います。

  • 往復6時間程度のバス移動の中でしっかり休めること
  • 車中泊のあと、朝から15時くらいまで自分の体調に合わせて現地で活動する体調を自己管理ができること
  • 被災地ではストレスから激しい言葉遣いが交わたり投げかけられる事もありますが、そういう言葉を受け止め、自分の中で対処できること
  • ハラスメント行為や明らかな犯罪行為に直面した場合には我慢せずチームの仲間に相談する勇気があること

 今回のボラパックに関して言うと、これらの条件を自己管理できる方を「健康」な方と捉えています。

 例えば、仮に慢性疾患がある方でも災害現場というストレスフルな状況に自分の体調や投薬その他を合わせられる方は健康な方だと思います。
 移動や作業にハンディキャップを持っていてひとりでは参加が難しい方でも、ご友人などサポートメンバーを誘ってチームとして参加したいとお申し出頂ける方は充分「健康」だと考えます。


○ボランティア活動の【真の目的】は泥を減らすことではありません


 当センターが呼びかけるボランティア活動の【真の目的】は、被災された方を勇気づけ、元気づけ、ほんの少しでも笑顔になって頂くこと

みえボラの合い言葉は
「【み】んなの
 【え】がおが みたいから」
です。

 もちろん、片付けが進むことも大切ですがそれはボランティア活動の「結果」であって、ボランティア活動の「目的」ではありません。

 笑顔を見るための活動に大切なのは、体力よりもむしろ【思いやる心】ですし、多くの方が駆けつけて【声をかけ合うこと】だと考えています。

 どうか一緒に、被災された現地に笑顔を咲かせに行きませんか?

2019年11月1日金曜日

【みえ発!ボラパック長野行き】第1・2便の募集を開始します!

《みえ発!ボラパック》長野行き『第1弾』ボランティア募集

11/7 17:00現在
★第1便・第2便ともに申込を締め切りました。
 第2便でキャンセル待ち扱いとして受理させていただいた方に関しては、前日(11/9 17:00)までに空きが出た場合、電話にて参加意思を確認する連絡を入れさせていただきます。お電話が繋がらなかった場合、次の方に権利を移行しますのでご容赦ください。
(11/09 17:00までに連絡が無かった場合は第3便以降にて改めてご参加検討をお願いします)
★第3便以降の募集は11/8に開始予定です。


---以下本文---

大変お待たせしました!
《みえ発!ボラパック》長野行き『第1弾』の募集を開始します!!


 



【日程】

第1便(週末便) 令和元年11月8日(金)~ 11月10日(日) 3日間(活動2日)★申込を締め切りました
第2便(平日便) 令和元年11月10日(日)~ 11月11日(月)2日間(活動1日)★定員に達しました

【活動場所】

長野県長野市 長野市北部災害ボランティアセンター

【第1便行程・参加費】(11月8日(金)発)★申込を締め切りました

○行程

(1日目)
津出発   20:30集合=オリエンテーション=22:00津出発
四日市出発 22:00集合=オリエンテーション=23:30四日市出発=車中泊
(2日目)
=仮眠=朝食・入浴
=9:00 長野市北部災害ボランティアセンター着
=9:30~15:00 ボランティア活動
=16:00 長野市北部災害ボランティアセンター発
=夕方 入浴・夕食=ミーティング・宿泊
(3日目)
=朝食
=9:00 長野市北部災害ボランティアセンター着  
=9:30~15:00 ボランティア活動
=16:00 長野市北部災害ボランティアセンター発
=夕方  入浴・夕食=22:30四日市着23:30津着

○参加費

30歳以上:10,000円 29歳以下:8,000円
※バス、宿、入浴含む(食事を除く)
※参加費は当日受付時に集金します(お釣りのいらないようご準備ください)

【第2便行程・参加費】(11月10日(日)発)★定員に達しました

○行程

(1日目)
津出発   20:30集合=オリエンテーション=22:00津出発
四日市出発 22:00集合=オリエンテーション=23:30四日市出発=車中泊
(2日目)
=仮眠=朝食・入浴
=9:00長野市北部災害ボランティアセンター着  
=9:30~15:00ボランティア活動
=16:00長野市北部災害ボランティアセンター発
=入浴・夕食=22:30四日市着23:30津着

○参加費

30歳以上:7,000円 29歳以下:5,000円
※バス、入浴含む(食事を除く)
※参加費は当日受付時に集金します(お釣りのいらないようご準備ください)

≪集合場所≫
津出発   みえ県民交流センター(津市羽所町700 アスト津3階)
四日市出発 三重県四日市庁舎1階ロビー(四日市市新正4-21-5)

◎ 注意事項

  • 荒天の場合は、安全上の理由から現地でボランティアの受け入れが中止されること、主催者として活動の休止判断等をすること、あるいは現地のニーズの変化等があることから、日程等が変更される場合があります(運行自体の中止、日程の短縮、活動時間や内容の変更等)
  • 運輸機関の都合、天候、道路状況等により行程の一部が変更となる場合があります
  • 今回の活動では、被災された方と直接顔をあわせない場合もあります

【活動内容】

  • 流入した土砂の除去、被災家財の分別搬出、家屋や庭の掃除 など
※現地災害ボランティアセンターのニーズにより、活動は日々変わるため、現地のニーズに応じた活動に参加します

【募集対象】

10歳以上の健康な方
ただし、18歳以下の方は保護者の同意書が必要です
中学生以下の方は保護者または保護者の同意を得た成人が同行してください
※今回の活動内容は、小学生には厳しい活動となることが想定されますので、参加に当たってはご自身やご家族等と体力や体調面など十分検討してください

【募集人数】

先着 各便40名(定員になり次第、募集を締切らせていただきます)

【受付期間】

受付開始
 第1〜2便 令和元年11月1日(金)9:00から
受付締切
 第1便(11月8日(金)発)  令和元年11月5日(火)17:00まで
 第2便(11月10日(日)発) 令和元年11月7日(木)17:00まで
(※受付時間:毎日 9:00 ~ 17:00)

【保険】

出発前にボランティア活動保険に各自必ずご加入ください。保険の種類は次の4種類ありますが、今回のボランティアでは基本タイプで十分です
※①基本タイプAプラン(350円)または②Bプラン(510円)
 ③天災タイプAプラン(500円)または④Bプラン(710円)
※金額の違いは補償額の違いです。③と④は地震・津波被災地支援ボランティア活動にも補償される保険です(保険の補償期限は令和2年3月31日です)
※地元の社会福祉協議会または三重県ボランティアセンターにてご加入ください(平日9時~17時、土・日・祝日は休み)
インターネットでの加入(外部リンク)も可能です

【宿泊場所】

小布施健康福祉センター(長野県小布施町)(外部リンク)
※男女別の大部屋での宿泊になります
※親子で性別が異なる場合、部屋を別れて宿泊して頂きます

【求められるボランティア】

  • 心身ともに健康な方
重度の高血圧や糖尿病、ぜん息などの持病がある方はご遠慮ください
被災地では誰もがストレスを抱えるため、思いがけない言葉をかけられることもあります
精神面や健康面に不安がある方は事前にご相談ください
  • 携行品(後述)をご自身でそろえられる方
  • たくさんの方の意見を聞きながら組織(チーム)を作ることができる方
  • 誰とでもコミュニケーション(特に傾聴能力)がとれる方

【携行品】(安全上必ず必要なもの)

  • 衣類着(バス移動中 および 現地作業着日数分(長袖、長ズボン) 防寒着)
  • 合羽(上下長袖)※使い捨てできるような物でよい(泥で汚れたり破れたりします)
  • 靴(長靴+安全中敷き(釘踏み抜き防止インソール) または 安全靴等)
  • 帽子 または ヘルメット
  • ウェストポーチなど活動中に貴重品を身につけられるもの
  • 皮手袋、ゴム張り手袋(普通の軍手は滑りやすいため危険)
  • ゴーグルまたは防塵用めがね(くもり止めもあると便利です)
  • (マスクは当センターでご用意します。愛用のものがあればご持参ください)
  • 携帯電話・モバイルバッテリー
  • 筆記用具
  • 飲み物(スポーツ飲料や麦茶などカフェインレスのものが望ましい)
  • 食べ物(活動初日の朝食、昼食、活動中の間食等)
  • 常備薬(定期的に飲んでいる薬があるなら必ずご持参ください)
  • 洗面用具 および タオル(作業中の汗拭き用と洗面・入浴時用)
  • 身分証明書(運転免許証など)
  • 健康保険証
  • 現金
  • 汚れた靴や合羽を入れるビニール袋
  • その他必要と考えられるもの(できるだけかさばらないように工夫をお願いします)
※作業に必要な道具については、当日までの間に傾向が変わる可能性を考慮して記載しておりません。11/2~4の3連休の現地の状況を確認してからお申込み頂いた方に別途ご案内予定です

【申込み方法】

webフォーム、FAX、またはみえ災害ボランティア支援センターにご持参ください
※申込書はみえ災害ボランティア支援センターまたは市町の社会福祉協議会でも配布しています

申込みWebフォーム→https://ws.formzu.net/fgen/S33551699/



(18歳以下の方は保護者同意書も別途提出してください)

健康面、その他参加にあたりご心配なことがある方は、お申込前に電話またはメール、来所の上ご相談ください

◎できるだけ公共交通機関、ご家族等の送迎や乗り合わせでお越しください。
 ※津出発の場合は、アスト津近辺の有料駐車場をご利用ください
 ※四日市出発の場合は、三重県四日市庁舎駐車場をご利用ください

【お問い合わせ・申し込み先】

みえ災害ボランティア支援センター
 住所 津市羽所町700 アスト津3階 みえ県民交流センター内
 電話 070-4088-0099(9:00~17:00)
  ※つながらない場合は時間を置いてからおかけ直しください
   メール mvsc.jimukyoku@gmail.com
 FAX 059-222-5984
 ホームページ https://mvsc.jp/
 Facebook  https://www.facebook.com/mvsc0311/
 Twitter https://twitter.com/mvsc_jimukyoku

2019年10月31日木曜日

ボランティア活動支援金ご協力のお願い


みえ災害ボランティア支援センターでは三重から多く方に被災地に駆けつけて頂くため、ボランテイア活動支援金へのご協力をお願いしています!

 み んなの
 え がおが みたいから

みなさんの力でたくさんのボランティアの方が現地で活動できるよう、サポートをお願いします!!

2019年10月24日木曜日

ボランティアに行きたい方へ・虎の巻インデックス

三重から災害ボランティアに参加するには?
以下のステップを確認して心身ともに準備を整え、ぜひ安全に現地に駆けつけて活動してください!!

 Step0 このサイトに書いてあること
  ↓
 Step1 現地に行く前に
  ↓
 Step2 活動に必要なもの・こと
  ↓
 Step3 事前申込っているの?
  ↓
 Step4 現地に行く手段
  ↓
 Step5 持ち物・装備
  ↓
 Step6 現地では(活動の1日の流れ)
  ↓
 Step7 活動が終わったら
  ↓
 Step8 お役立ち情報
  ↓
 Step9 帰ってきたら


Step0 このサイトに書いてあること

このブログサイトは令和元年台風第19号による災害の被災者の復旧・復興を支えたいと思った三重県民のみなさんが、少しでもその気持ちを実行に移す、あと一押しになれば、という気持ちで作った情報提供サイトです。

・三重県から現地に支援に行くならどこがオススメ?
・県外のボランティアを歓迎している災害ボランティアセンターは?
・どんな装備を持っていけばいいの?
・どんな交通手段で行くのがいいの?
・災害ボランティアセンターに行ったらどんな手順で活動に参加できるの?
・いつ作業用のフル装備を調えればいいの?
・どんな活動をしているの
・現地でのトイレや着替えはどうすればいいの? お昼ご飯は調達したり食べたりできるの?
・現地に行けない私にできることはないの?

インターネットの発達で様々な情報が溢れすぎて逆に調べにくくなったこれらの情報をみえ災害ボランティア支援センターで整理して“三重県民のみなさんを対象”に、災害ボランティアに参加するために有用な情報を発信していきます。

令和元年東日本台風被災地支援にかかる活動報告書が完成しました

新型コロナウイルスで大変な日々ですが、昨年日本全国で大きな被害を出した「令和元年東日本台風」の被災地に対してNPO・ボランティア、社協、行政らで協働して開設したみえ災害ボランティア支援センターの活動報告書ができました。 みえ災害ボランティア支援センター「令和元年東日本台...